こんにちは、ソエルです。
今回は、その違いを書いてみようと思います。
フォーマルサービスとは、簡単に言えば公的サービス(介護保険や障害福祉 医療など)で、専門性により対応されるサービスといえます。事業所では研修制度も行われていてサービスの質の維持や研鑽が行われています。ただしフォーマルサービスは、介護保険制度において定められている厳しい利用基準や決められた介護報酬があるので、ヘルパーにしてもデイにしても、なんでもできるわけではなく利用できるサービスの種類と内容に制限があります。要は融通が利かないということなんですが、その分、保険適用で支払い料金はお値打ち価格です。
では、インフォーマルと保険外自費サービスの違いはどこにあるのか? ほぼ同義の解釈に近いかと思いますが、100%イコールというのはちょっと違うかなと思います。
インフォーマルサービスには家族・地域住民(ご近所さん等)やボランティアなどの「協力者」と言える方々も含まれます。そうなると、「介護保険外サービス」にそれら協力者が含まれているか?というと、何となく違う部分があります。そういう協力者らの支援を含めてインフォーマルケアとも言うようです。
介護保険外サービスは民間サービスのことで、いわば資格や経験を生かすフリーランスや企業です。サービス提供者のさじ加減で縛りなくサービス提供できますが、料金が発生します。
また、市町村が介護保険と併用して提供する独自サービスもありますので、つまり介護保険外サービスはインフォーマルサービスの一部。 という解釈になるのではないかと思います。がどうでしょうか?
そして、介護報酬改定で居宅介護支援特定事業所要件に追加された「インフォーマルサービス要件」っていうのが、制度改定されました。加算要件には、難しい解釈が書いてありますが、もともとケアマネージャーさんは意識していたことですが、
ある市の解釈では、”多様な主体により提供される利用者の日常生活全般を支援するサービスとは、介護給付等対象サービス(介護保険法第24 条第2項に規定する介護給付等対象サービスをいう。)以外の保健医療サービス又は福祉サービス、当該地域の住民による自発的な活動によるサービス等のことをいう。” らしいです。
インフォーマルサービスをケアプランに多く書き込んだらそれが優れたプラン(加算要件?)ということではなく、
当法人の ”思いのままの楽しい時を” を過ごしていただくための、介護保険外サービス利用したイメージをケアマネージャー様と本人がその想いや価値観をいかに反映させることができるか、これからの人生をポジティブに生きるための材料になるかどうかのケアプラン。が大事かと。
保険外自費サービス利用で実現できること そのイメージの視点が必要ということかと思います。
一番は、本人の残り少ない時間を 過ごしていただけるよう サービスの先にあるもの を、私たちは想い続けていきたいと思います。